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特別養護老人ホームの入居順に関して新しい指針が出された背景には、ほとんどの施設で利用を申し込み順としているために、今非常に困っている方の入居が難しい状況であるとの行政の判断があります。
利用希望者に対して、入居施設の絶対数が少ないことも原因ですが、介護保険が「在宅サービス」を基本とする以上、施設入居は特別に困難な方々を対象とするという考え方もあります。
しかし、介護保険の利用は、利用者の選択の上での施設との個別契約が原則です。介護できる人がいるから、介護度が軽いから、という理由で、サービス利用の道が閉ざされかねない今回の「指針」は、保険の考えに逆行するとも言えます。
どの施設も同じ基準で一律に入居者可否を判断することについても、疑問があります。複数の特別養護老人ホームを訪問された方はよくご存知のように、皆ホームには顔があり、やっていることは同じようで、実は違います。
まきば園には、たくさんのお申し込みをいただいていますが、もし全員の方々にご入居いただけたとしても、その全ての方々に、100%満足していただける自信はありません。70%でも、「全員に」は難しいかもしれません。それは各特養に地域性や運営方針、得意分野があり、ほかでは当然やっていてもまきば園では出来ないこと、また逆にまきば園だからこそ、おまかせくださいと言えるものもあります。
お申し込みくださるかたがたには、「まきば園がいい」と思ってお申し込みいただきたいのです。たくさん申し込んでどこか当たればいい、というのではお互いに辛いものがあります。皆さんの大切なご家族の、家だからです。
でもそんな夢のような話はしていられないくらい、お年寄りが安心して住める場所は、豊かなこの国には足りません。
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